【チーム向け記事】Photoshopなめらか輪郭編①
2015年 06月 01日
背景や集合SS、WEBへのキャラの合成・・・ということを考えた場合、
最も問題となるのが「キャラクターの輪郭部分」です。
この輪郭部分はアンチエイリアスが利いてますので、
どうしても「キャラの色と背景の色が混ざった色」が発生してしまいます。
この部分をどこまで綺麗に、自然に処理するかが9割。
全体の色調、明度の調整が1割といったところです。
そもそも色調・明度・影に関しては、
集合写真合成に限れば皆が撮影した場所・環境で追加分の人も撮影するわけですから、
殆ど差異はありません。
問題なのは輪郭です。
こちらはデジイチなどを使用しないか限り、
どうしても完璧な同環境というわけにはいきませんので、
手作業での修正が必ず必要です。
ただ集合写真にかかわらず、WEBへの合成等でもこの技術はとても使いますし、
基本中の基本ですので、覚えておくと何かと便利だと思います。
では、始めます。
まず下図の尻尾のところを見てみてください。
特に左側ですけど、紫色の他に黄色がかった色が混じっています。
「悪魔の尻尾」は紫色だけですので、
この黄色は撮影時の背景の色が入り込んだ色、ということになります。
まぁ・・・この程度ならそこまで気になりませんので、無視してもいいんですけどねw
この黄色の部分を修正するのですが、その上でやるべきことは・・・。
「黄色」の部分を「自然な悪魔の尻尾の色」に置き換える。
「アンチエイリアス(透明部分)」を維持する。
の2点です。
では最初に元々のキャラのレイヤーを増やしてください。
ちなみにレイヤーにも名前を付けられますので、
こまめに名前をつけ、わかりやすくしておくと良いと思います。
以降、このレイヤーを「ストック画像」と呼びます。
次に、増やしておいたストック用の画像レイヤーの下のレイヤーを選択し、
これに上のタブにある"フィルタ>ぼかし>ガウス"を適用します。
このようなぼえ~っとした画像になると思います。
これを、ストック画像と重ねますと(統合はしません)
このように「ストック画像」の下に「ぼけーとした画像」が重なり、
キャラの輪郭が霞がかったようになります。
しかしこれだけですと薄くてどうしょうもありませんので・・。
さきほどの「ぼけー画像」を複製しまくって「濃いぼけー画像」を作ります。
元画像が膨らんだようになります。
そうしたら、レイヤーはこんなにあっても邪魔なので、
"シフト+クリック"で複数枚選択し・・・。
"レイヤー>レイヤーを結合"でひとまとめにしてしまいます。
次に「ストック画像」をもう一度複製し、作業用レイヤーを作ります。
現在の並びとしては、
①ストック画像
②ストック画像のコピー(作業用レイヤー)
③ぼけ画像
④背景
となります。
キリの良いところで、現時点までの画像を別レイヤーにストックしたり、
別ファイルに撮っておくことはとても重要です。
後述しますが、選択範囲としても利用できますので、
癖として身に付けておくと良いと思います。
いよいよ、問題の黄色部分の修正に入ります。
ボケ画像を下に敷き、しっぽの黄色部分を選択し・・・。
削ります。
黄色がかった部分が削れ、下の「ぼけー画像」が出てきました。
ですが、今度は上の方の腕の肌色が、尻尾の色にも混じってきてしまってます。
なので
"ブラシツール"で「ぼけー画像」の尻尾に混じってしまっている肌色部分を
暗めの紫色で塗りつぶします(結構雑でもOK)
合わせるとこんな感じになりました。
次に "ストック画像のサムネーム部分" を "Ctrl+クリック" してみてください。
選択範囲が取れます。
この選択範囲は「ストックの画像透明ではない部分」です。
その下のレイヤー「作業用レイヤー」は先ほど尻尾部分を削ってしまいましたが、
こちらの画像はその前の段階の画像ですので「最初の形(重要)」が残っています。
その画像から選択範囲を抽出し・・・。
"選択範囲>選択範囲を反転" です。
これで「キャラクターの選択範囲」が、
「キャラクター以外の部分の選択範囲」になりました。
画像の外枠部分が選択されているのでわかりやすいです。
そしたらその選択範囲を解除しないまま「ぼけー画像」を選択し・・・。
削ります。
これで「ぼけー画像」も「元のキャラクターと同じ形」になりました。
「大元画像から尻尾の輪郭を削った画像」と
「大元画像と同じ形をしたぼけー画像」を合わせます。
黄色の輪郭部分が紫色に置き換わりました。
最初の画像と見比べてみます。
結構修正したあとの画像を使いましたので、
小さな差ですし、正直この程度ならやらなくてもいいと思います。
けど「ぼけた画像と重ねて輪郭を綺麗にする」というのは、
色々と応用の利く小技ですので、
自分なりのやり方を試行錯誤してみるといいと思います。
PhotoShopは機能が凄く多いので、
同じ結果でも、さまざまなやり方が存在します。
やり方も人それぞれです。
今回の修正でも、パッ思いつくだけでも数種類のやり方があり、
実はかなり面倒なやり方を行っています。
(あえてこのやりを教えた利点に関しては、あとで動画で説明します)
極端な話、この工程全てを自動化するような方法も存在します。
こんな地味に時間のかかる作業でも、1秒程度で終わったりします。
(デイリーオーダーの画像はその機能を使ってます)
ちまちまと要望があれば説明していきますので、遠慮なくどうぞです!
最も問題となるのが「キャラクターの輪郭部分」です。
この輪郭部分はアンチエイリアスが利いてますので、
どうしても「キャラの色と背景の色が混ざった色」が発生してしまいます。
この部分をどこまで綺麗に、自然に処理するかが9割。
全体の色調、明度の調整が1割といったところです。
そもそも色調・明度・影に関しては、
集合写真合成に限れば皆が撮影した場所・環境で追加分の人も撮影するわけですから、
殆ど差異はありません。
問題なのは輪郭です。
こちらはデジイチなどを使用しないか限り、
どうしても完璧な同環境というわけにはいきませんので、
手作業での修正が必ず必要です。
ただ集合写真にかかわらず、WEBへの合成等でもこの技術はとても使いますし、
基本中の基本ですので、覚えておくと何かと便利だと思います。
では、始めます。
まず下図の尻尾のところを見てみてください。
特に左側ですけど、紫色の他に黄色がかった色が混じっています。
「悪魔の尻尾」は紫色だけですので、
この黄色は撮影時の背景の色が入り込んだ色、ということになります。
まぁ・・・この程度ならそこまで気になりませんので、無視してもいいんですけどねw
この黄色の部分を修正するのですが、その上でやるべきことは・・・。
「黄色」の部分を「自然な悪魔の尻尾の色」に置き換える。
「アンチエイリアス(透明部分)」を維持する。
の2点です。
では最初に元々のキャラのレイヤーを増やしてください。
ちなみにレイヤーにも名前を付けられますので、
こまめに名前をつけ、わかりやすくしておくと良いと思います。
以降、このレイヤーを「ストック画像」と呼びます。
次に、増やしておいたストック用の画像レイヤーの下のレイヤーを選択し、
これに上のタブにある"フィルタ>ぼかし>ガウス"を適用します。
このようなぼえ~っとした画像になると思います。
これを、ストック画像と重ねますと(統合はしません)
このように「ストック画像」の下に「ぼけーとした画像」が重なり、
キャラの輪郭が霞がかったようになります。
しかしこれだけですと薄くてどうしょうもありませんので・・。
さきほどの「ぼけー画像」を複製しまくって「濃いぼけー画像」を作ります。
元画像が膨らんだようになります。
そうしたら、レイヤーはこんなにあっても邪魔なので、
"シフト+クリック"で複数枚選択し・・・。
"レイヤー>レイヤーを結合"でひとまとめにしてしまいます。
次に「ストック画像」をもう一度複製し、作業用レイヤーを作ります。
現在の並びとしては、
①ストック画像
②ストック画像のコピー(作業用レイヤー)
③ぼけ画像
④背景
となります。
キリの良いところで、現時点までの画像を別レイヤーにストックしたり、
別ファイルに撮っておくことはとても重要です。
後述しますが、選択範囲としても利用できますので、
癖として身に付けておくと良いと思います。
いよいよ、問題の黄色部分の修正に入ります。
ボケ画像を下に敷き、しっぽの黄色部分を選択し・・・。
削ります。
黄色がかった部分が削れ、下の「ぼけー画像」が出てきました。
ですが、今度は上の方の腕の肌色が、尻尾の色にも混じってきてしまってます。
なので
"ブラシツール"で「ぼけー画像」の尻尾に混じってしまっている肌色部分を
暗めの紫色で塗りつぶします(結構雑でもOK)
合わせるとこんな感じになりました。
次に "ストック画像のサムネーム部分" を "Ctrl+クリック" してみてください。
選択範囲が取れます。
この選択範囲は「ストックの画像透明ではない部分」です。
その下のレイヤー「作業用レイヤー」は先ほど尻尾部分を削ってしまいましたが、
こちらの画像はその前の段階の画像ですので「最初の形(重要)」が残っています。
その画像から選択範囲を抽出し・・・。
"選択範囲>選択範囲を反転" です。
これで「キャラクターの選択範囲」が、
「キャラクター以外の部分の選択範囲」になりました。
画像の外枠部分が選択されているのでわかりやすいです。
そしたらその選択範囲を解除しないまま「ぼけー画像」を選択し・・・。
削ります。
これで「ぼけー画像」も「元のキャラクターと同じ形」になりました。
「大元画像から尻尾の輪郭を削った画像」と
「大元画像と同じ形をしたぼけー画像」を合わせます。
黄色の輪郭部分が紫色に置き換わりました。
最初の画像と見比べてみます。
結構修正したあとの画像を使いましたので、
小さな差ですし、正直この程度ならやらなくてもいいと思います。
けど「ぼけた画像と重ねて輪郭を綺麗にする」というのは、
色々と応用の利く小技ですので、
自分なりのやり方を試行錯誤してみるといいと思います。
PhotoShopは機能が凄く多いので、
同じ結果でも、さまざまなやり方が存在します。
やり方も人それぞれです。
今回の修正でも、パッ思いつくだけでも数種類のやり方があり、
実はかなり面倒なやり方を行っています。
(あえてこのやりを教えた利点に関しては、あとで動画で説明します)
極端な話、この工程全てを自動化するような方法も存在します。
こんな地味に時間のかかる作業でも、1秒程度で終わったりします。
(デイリーオーダーの画像はその機能を使ってます)
ちまちまと要望があれば説明していきますので、遠慮なくどうぞです!
by neko_chair
| 2015-06-01 17:41