・猫の集う椅子コミュニティBrog 兼 私的アクセサリーブランド "白銀灯少女" 制作日誌。
         またそれらに限らず、他ゲームや雑多な日常、思索などを書き残す忘備録。

お久しぶりです。

いや、尖駆者の標【献身】が予想外に手間取りまして・・・・。
とはいえ随分お待たせしまったのですが、なんとか終わりそうなので良かった。

年内にご予約頂いている分が終わるかどうかはさておき、
見通しが立たない状態では正月気分もクソもないですし。

で、本題なんですけど・・"狂信者の柩" に関して。
HPでも少し触れたのですけども、
現行モデルの顔部分が非常に仕上げ難い。

「これなんとかせな、続けるの大分苦痛やぞ・・」とずっと思っていたもので・・。
思い切って、鋳造屋が変わった今のタイミングで原型を修正してしまおうと思いました。

ぶっちゃけこれ、14体しか売ってないんですけどね・・。

現時点で既に購入のお問い合わせを頂いているお客様には申し訳ないのですけど、
とりあえず改装版が出来次第確認して頂いて・・・。
もしそれでも以前のものの方が良い、という話でしたら改めて検討致します。

それとリニューアルするとなると普通、
「新しい方のが良いんじゃね?」って話になりますが・・・。
すみません殆どかわんないです。
というか、そんな大改修してる時間もないですしw
顔部分が少し前面に押し出される程度。

そもそも、現モデルにデザイン的な不満があれば話は別なのですが、
あくまで私が仕上げやすいかどうかという後ろ向きな問題ですしね。

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あと、ちょっと話は違いますが "尖駆者の標" 売り出した時、
お客さんからのメールで「VirginLotナンバー間に合いますか!?」
みたいなお問い合わせを複数通頂きました。

・・・でも、これ本当心配しないで欲しいんです。

マジでそんな売って無いんで・・・(白目

いや、オークションとかで出した分はありがたいことに買って頂けてますから、
「売れない・・クソ!!!あああ!!」みたいにはなってません。
そこは心配しないで欲しいのですが、商品の制作は日2~3時間程度やるくらいで。
場合によってはやれない日もありますし、その他に原型制作もあるものですからね・・。

先日もご懇意にさせて頂いているお客様から、
「もっと広めましょう」みたいなありがたいお言葉も頂いたのですけど、
そんな作れもしないのに広告打ってもなあ・・とか思ったもので・・・。

時間無いとは言っても本業を辞めるわけにもいきませんしね。
なら、もう割り切って余分に作れた分はオークションサイト経由で売りつつ、
来年はブランド立ち上げ兼商品ラインナップ充実期間としていこうかなと。

google広告はちょっと考えてはいるのですけどね。
どうしてもオークションサイトだと割高になってしまいますし。

そんな黎明期なブランドにお付き合い頂いているお客様に関しては、
本当にありがたい限りで、出来る範囲のことはしたいなあと思います。
なるべく気兼ねなくご相談頂ければと思うのですよね。



そんなわけで現在趣味の範疇でやってますが・・・。
「他の仕事しながら」って言うと道楽っていうか、
本気でやってない。
みたいな感じありますよね。

というか大体のことって「それ一本(プロ)で成功するのが目標!」
みたいな感覚がみなさん当たり前にあると思います。
でも、私はそうでもないのです。

私が一番にしているのは「純度」なんです。

なんの純度かと言うと「作品における私の感性の純度」みたいなもの。
でも「ならやっぱり生涯の仕事として、プロでやってる人が一番なのでは?」
と思うのですが、やっぱり私の場合はそうでも無い。

もちろん全てに当てはまることではないですけども。
ただ、少なくとも別の仕事でデザインをしていた時の私は違いました。

やはりそれだけで生きていくってなると、
自分のやりたいこと以外のことも、嫌々やらなきゃならなかったり、
コスト、利ザヤ、お金だったり、世の中の流行りや、クライアントの好みだったり、
上の意見も考慮しなきゃならないんです。

「自分の感性で創りたいもの創ります!」なんてとても出来ない。

極論

自分の創りたいものではなくて "お金になるもの" を作ってるんです。

そういった様々な "俗物的なもの" って、言うなれば "不純物" であり、
そのような要素が入れば入るほど "感性の純度" は失われると思うんですよね。

つまり仕事として作っていた頃は、非常に純度の低いものを作っていました。
もちろん、手を抜いていたとかではありませんけども。


でも "白銀灯少女" は違うのですよ。
自分でやりたくて始めたことですし、裕福とはいかなくても本業で生きてはいけるから、
「世の中の流行りなんかクソ喰らえ!」で好き勝手作れる。

ここで「もっと儲けよう」だとか「お金ほC!」だとか考えだすと、
やっぱり不純物が混じってきてしまうと思うんですよね。

だから、趣味でいいんです。

まあ、まかり間違って将来「予約分がとても作りきれねえ・・・」
みたいな話になったら考えるかもしれませんけども。
欲しいと思ってるのに作って貰えないってのは一番ツライですしね。




本当に極限まで不純物を入れず、
自分が納得できるまで磨き抜いた "創りたいもの" を作れてる。

これは逆に、それだけで生計を立てているプロでは出来ないことなのかも知れませんし、
感性の会うお客様には一切媚びの無い自分の作品を気持ち良く買って頂き、
これ以上無い程に幸せなことだなあと思うんですよね。



それと、どうでもいいですが最近ガストーチ購入したんですけど

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興味ないと思いますが、文明の利器感溢れてて良い感じなのでお知らせしておきます。
別に使う人居ないと思いますが、まじオススメ。

ガストーチって炎の細さ調整出来ないんで、
細かいロウ付けだと、溶かされちゃ困るとこまで溶けたりしてイラッと来るんです。
けど、コイツかなりの極細炎を出せるんで、
これと通常ガストーチあれば一通り労せず出来そう。

ロウ付けはカンやチェーンの継接ぎが本当に多いので、
ライター感覚で出来ちゃうのは助かりますね。

本当はガスタンクと繋げたバーナー使うんですけどね。
あれは炎の調整が自在に出来るので素晴らしいです。

でもちょっと高いので足踏みしちゃってまして・・・。
いつかは欲しいなと思っているんですけども。

まあ、とはいえ現状最も欲しいのは多少暖かい作業部屋ですね。
クソ寒くて手がかぢかんで、正直ロウ付けとか細かい作業ままならないんですよね。

何かリサイクルショップで買ってこないと・・・・。

自分もロウ付け苦手だし決して人に教えられるレベルじゃないんですけど、
最近はこういう便利なものもありますので、
後々サンプル動画でもUPしようかな、とか思ってます。

カンのロウ付けとかそんな難しくないので、出来ると便利ですからね。
ご予約頂いたお客様には連絡済みなのですが・・・。
本来スムーズに進むはずが、【献身】で予想外の問題が起こり、
ちょっと出鼻を挫かれてしまいました。

HPにもUPしておいたのですが、ゴム型が取れない形状になっていたようで、
鋳造屋さんの方と話合いつつ、原型の修正を行ってからの販売になります。

お客様からは造形の変更について心配される声もあったのですけど、
具体的には首の付け根なのですが、チェーンの付いている方ではなく逆側で、
しかも入り込んだ部分だったので、写真では見えないと思いますし、
イメージが崩れるということも100%無いので、そこは心配無用です。

ゴム型に関しては今までどのような形状でも取れていたものですから、
ちょっと気を抜いていました・・。

とりあえず【破砕】【加護】の方を優先して作らせて頂きますね。




今後の予定としては尖駆者・狂信者ともに1つずつリングを製作し、
その後に新シリーズになりそうです。

普通 "1つの作品に1つの名前が付き販売" みたいなブランドが殆どだと思うのですが、
白銀灯少女では各シリーズというか、
「各担当キャラクターによるアクセサリー」みたいな感じで考えていて。

例えば「尖駆者の担当キャラクター」は今はペンダントだけですけども、
後々リング・ブレスなどを追加ような感じになります。
キャラクター毎にシリーズで拡張していきたいなーと。



◆新シリーズ・天 地 開 闢(仮)
新シリーズは来年春くらいかなあと思っているのですが、
日本神話の神さまをモチーフにしたものを考えてます。

もちろんデザインはやりたい放題ですが!

神道は日本人でもあまり知らない人も多いですし、
私も正直詳しくはないのですけど、わりと調べてみると面白いです。

欧米の方の神様というと、やっぱり神様なりに強かったり全知全能だったりと、
兎も角「完璧さ」や強さが目立ちますけども、
日本の神様というのはわりと人間に近かったりします。

精神的にも人間臭さが目立ちますね。
キレたりもしますし、簡単に他の神を殺したり、逆に簡単に死んじゃったり。

まあ・・・そういう感じなので、
私もデザインするにあたり、わりと自由にして良いかなと思ったりしました。
"自分なりの神さま像" とでもいいますか。



あと別件ですけど【加護】は中身を詰めることも出来る仕様だったのですが・・。
ちょっと思ったより銀の量が必要でした。

詰めるものは「使わなかった試作品を溶かしたもの」だったのですけども、
実はパッケージの方でもリサイクルシルバーを使うことになりそうなので、
あまり余裕が無く・・・・勿論頼まれれば有料でやることはやるのですけども・・;

銀を溶かす様子。

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銀は熱伝導率が物凄く高いので、大きい塊でもわりとすぐに熱が伝わり溶けだします。
銀のロウ付けはこの熱伝導率の高さから熱管理が難しくちょっと苦手なのですが、
溶かす分には逆に楽で良いですねえ。

まあ「何でも経験や!」と思ってやってみたのですけど、
この作業からふいにパッケージの銀のアップリケを思い付きましたので・・・。

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何がきっかけになるか分からないものですねえ。
尖駆者の標【献身】ですが、ようやく試作品出来ました。

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なんか潰れたような顔になってますけど、どうも写真を上手く取れないもので・・。
潰れてはおりませんのでご安心を。

これは特に修正点見つからなかったので、
写真は後々撮り直すと思うのですが、このまま商品化すると思います。
HPの方にも数点写真アップしておきますね。

個人的な感想なんですけども「他者から見た時の恰好良さ」みたいなものは、
【破砕】>【加護】>【献身】だなーと。

ただ私は別に他者から見てどうこうってのは、あんまり気にしてなかったりします。
「いや、そこは気にしろよ!」とも思うのですが、
そもそものコンセプトが装飾品というよりは "愛玩具" みたいな方向性なので・・・。

とはいえ、アクセサリー(accessory)という単語は、
そもそも "共犯者" "相棒" というような意味合いですから、
むしろ根源的な意味を考えるならば、
私の制作コンセプトの方が近いような気もしないでもないのですけどね。


ところで、それとは別に結構多く言われるのが、
「もっと大きくても良いのですが」と言う言葉なんですよね。

これ、本当に意外でした。

実は大きさや重さに関してはある意味、デザイン以上に気を払っていて・・。
わたし自身が、あまり重いネックレスをすると吐き気がするものですから、
必要以上に気を使いすぎていたのかもしれません。

私の場合、ネックレス制作においては重さが非常にネックになっていたりします。
結局、軽くせねばならない=小さくしなくてはいけない、ということになりますが、
ネックレスのサイズが小さいですと、WAXで微細な造形を作っても、
結局製品化するまでにかなり造形が潰れてしまうのです。

原型WAX→石膏型取り→シルバー化(地金原型)→
→ゴム取り→WAX→石膏型取り→シルバー化(商品)


と、実際の商品になるまでに7回も型の置き換えを繰り返すため、
その際に少しずつ微細な造形が潰れていってしまうわけですね。
これは私に限ったことでは無いですし、
鋳造工程的な問題なので、どうしょうもないことのですけども。


でも、元々のサイズが大きくても構わないってんなら、
造形もそこまで潰れずに済みますし・・。

もしかして、本気出してもいいのだろうかって。

いや、今まで手抜いてました・・とかでは無いんです。
けど「この重さで造形が潰れず製品化可能」とかってなると、
どうしてもある程度ガマンせねばならない部分も出てきます。

実際、上の写真の試作品も、一部潰れているところがあったりしましたので・・・。
折角作ったとしても、造形が潰れてしまっては元も子もありません。
なら最初から潰れない程度の造形にした方が良い、いや、するしかないのですよね。


端的に言えば

不満はあるけど、この条件で出来るのはここらが限界。

みたいなのがありました。
でも、重さをある程度気にしなくていいなら、もっと自由に作れる。

正直6割程度の力しか出せないで居ましたけど、赦されるんでしょうか・・。

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100%の開放。

いや、とは言っても、一通り指輪やブレスレットを作ってからだと思いますが・・。


創りたいものは現状いくらでもあるので、赦される限り創りたい。

ぶっちゃけると、デザインに関しても一般受けを考慮しかなり抑えているので、
とりあえず一通りのものを作ったら、
私の魂からの ”渇望” の顕現
・・・とでもいいましょうか。

通りがかった人から「え、何、それは・・(困惑」と思われるような、
そんな "異物" の出現に着手させて頂こうか・・・などと思い始めております。

そういったモノに関しては、ピーキーすぎてどうせ売れやしませんし、
1年くらいかけてゆっくりデザインを練りつつ、
あくまで自分用に・・と考えていたのですけど・・・。

私と同じような感性、側面をお持ちのお客様が居れば、是非共有したいなって!!




 
以前の日記でも書いたのですけど・・。
「尖駆者の標」は基本となる女性像のデザインは大体同じなのですが、
重さや微妙にデザインの違う3パタ―ンで出させて頂く予定です。

その最後のバージョンのマスターモデルが上がってきました。

3つの中でも、最も「女性像の美しさを楽しむ」という点を主眼を置いた仕様です。
現在磨いている途中なのでピカピカになっており、
見辛かったら申し訳ないのですけど・・・もし良ければご確認ください。

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正面全体像。


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背面。


中抜き無しなので・・・申し訳ないのですが、重量は結構凄いです。
今回、口を半開きにしてみました。


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カンは無く、脚に突き刺さったフックにチェーンを付け、逆吊りにするデザイン。
勿論、ただチェーンをくっ付けるわけではなく、ジョイントパーツが付属します。
また首輪はカンを取り付けられる構造になっており、そこから十字架が下がります。


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髪型はウクライナのティモシェンコ元大統領やFateのセイバーの髪型でもある・・。
なんていうのかよくわからんクルクルしたやつ。

つうか湯口が直径7~8mmはあったんすけど、これなんとかならんのかな・・・。
ちょっと考えて貰わんと、毎回削るのかなり大変やぞ・・・。
バネ指なるんちゃうかとか、リューターの寿命縮むんじゃねーかとか・・。



それとまあ・・・なんというか・・これ重いっす。
チェーン無しの本体だけで、たぶん150gくらいになるかと思います。

ちなみに3パターンあるうち、100g以下は一つもなくて・・。
他2つも140gくらいと160gくらい。
私がよく飲んでいるDyDoのデミタスコーヒーより少し軽いくらいですね。

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ヤバいっすねw

いや、まったく笑えないんすけどね。

重いと言うことは当然ですけど・・良いことはあまりありません。
ズシッとした重さがあるので迫力はありますけども。

他のブランドさんみてもらっても100g以上ってほぼ無いと思います。
やっぱり重さが気になりますし、肩こりにもなります(たぶん

私のペンダントを創る時の重さの基準は、
「私自身が1日着けて居られる重さ」なのですけど、それもたぶんここらが限界。

理想を言えば、やっぱり100gくらいが良い気がしますね。
実際、狂信者の柩はほぼストレスなく付けて居られますし。

本当はそのくらいで作りたかったのですけど・・・。
やっぱり顔とか細かい造形考えると、
このくらい大きく無いと面白味ないな・・・って思ってしまって。

早い話、装着感より創りたいものを優先しました。

この辺は完全に製作者のワガママですし、褒められたものではありませんね。

ですけど、これはずっと考えていることなんですが・・・。
ならば「万人にウケる仕様、デザインにしたらいいのか?」というと、
それは絶対ダメだと思うんです。

まだ本当に少ししか売ってませんけど、でも中にはわりと、
「随分シルバーアクセサリー買ったけど、久しぶりに欲しいと思いました」
みたいなお客さんが居てくれて。

そういうお客さんはたぶんですけど、
本当に私と近い感性・嗜好の持ち主だと思うんですよ。

自分で言うのもなんですけど、私と近い感性って結構ヤバい気もするんですけどね。

で、ですよ。

ここで私が「自分の本当に創りたいモノ」を曲げて、
万人受けするようなものを作りだしたら・・。
それこそ、そういった "無数にあるブランドから私を選んでくれた方々"
に対する裏切りだと思うんですよ。

だから、やりたい放題やります!!



なんか言い訳臭いですけど・・・。
いやまあ「本当に重すぎる」みたいな意見が多かったら、
それは今後改良しようと思います。

創りたいモノがどうであれ、大前提として "アクセサリー" ですから、
アクセサリーとして機能しないとどうしようもないですからね。